トリキュラーは人気の避妊薬

トリキュラーは人気の避妊薬

3相性タイプで副作用の少ないトリキュラー

避妊薬はクロミッドなどの排卵誘発剤を使う方とはいわば真逆の作用です。今は妊娠したくない女性が使い、女性の悩みである生理痛やPMSの改善、にきびの改善にも期待が持てる副次的作用を持っているため、欧米より普及は遅れているものの徐々に使用が広まってきています。

中でもトリキュラーは日本はおろか世界中で人気の高い低用量ピルです。医療機関でも通販でもその需要は高いようです。性腺刺激ホルモンの卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールと黄体ホルモンのレボノルゲストレルの作用で生理の周期を安定させ避妊効果を得ます。卵胞ホルモンのエストロゲンは、21日間一定の分量にしますが、黄体ホルモンのプロゲストーゲンの分量を3段階に分けて6日、5日、10日と各期間ごとにホルモンの分量を変える低用量ピルを3相性タイプといいます。

3相性タイプのピルは、女性ホルモンのバランスをより自然に近づくように変化させているので、副作用が起こりにくいことがメリットです。不正出血が起こりづらく、服用中の不正出血も起こしにくいです。黄体ホルモンのプロゲストーゲンを始めの期間は分量を少めにし、徐々に分量を増やすので、自然なホルモン分泌量に似せて避妊の効果を高めたままに維持します。正しく服用すればほぼ100%避妊できます。

避妊薬の働き

避妊薬の働き

低用量ピルをはじめとする避妊薬の働きには

①排卵を起こらなくさせる
②受精卵の着床をしづらくさせる
③頸管粘液を変化させる

という3つの作用があります。そのため避妊薬を服用すると、脳下垂体が妊娠したと勘違いをし卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌を抑えるように働きかけます。そのため、卵巣にある卵胞は成熟しないので排卵が起こらなくなります。また低用量ピルに含まれる女性ホルモンは、子宮内膜を厚くしないように作用するので受精卵を着床しにくい状態にします。

トリキュラーは生理不順なども改善

生理不順の方が服用しても生理周期が正常の周期に戻り28日の周期を整える作用があります。生理日がいつなのかがすぐに分かるため、毎月のスケジュールが立てやすくなり、避妊しやすくなるのです。仕事や旅行など生理が重なると困る場合もあるので、トリキュラーの作用で生理の周期を意図的にずらすことも可能です。

トリキュラーでにきびや生理痛の改善

トリキュラーでにきびや生理痛の改善

にきびの改善に効果のあるトリキュラー

トリキュラーなどの低用量ピルは、避妊薬だけの効果ではなく、美肌効果もあります。特ににきびなどの吹出物を抑える効果が強くあります。女性がホルモンバランスを崩してしまうと、男性ホルモンの働きが大きくなり、皮脂の分泌量が増えて炎症を起こし、にきびなどの吹出物ができやすい状態になるのです。

トリキュラーや他のいくつもある種類の低用量ピルは、服用するとその男性ホルモンと結びつき、男性ホルモンを活発化させない働きがありたんぱく質が血液の中で増加するため、男性ホルモンの作用を抑えます。そのため、皮脂が過剰に分泌することも抑えられ、にきびなどの吹出物を防げます。

トリキュラーは、崩れたホルモンバランスを回復させてニキビの他にも肌のトラブルの改善を図ることもできます。女性ホルモンのエストロゲンには肌の潤いを維持する働きがあるので、長く服用を続けることで肌にハリ、ツヤが出てきます。アンチエイジングなどの効果もわずかながらあります。

生理不順や生理痛の改善

生理不順や生理痛の改善

トリキュラーは避妊薬ですので、きちんと用量・用法を正しく守りさえすれば、100%に近い避妊できる効果を持っています。トリキュラーの服用を継続するにあたり3相性タイプの薬は、決まった期間ごとにホルモンの含まれる量をあえて変化させています。この点を考えると、決められた期間にホルモンを服用するため、バランスが改善されて正常な生理周期に戻り、生理不順が改善できます。

さらに避妊薬は、子宮内膜を厚く維持しないよう薄く保たせる特徴があります。受精卵が着床するためには内膜が厚い方が妊娠しやすく、薄く保たれる場合受精卵が着床しにくいので妊娠もしにくくなります。子宮内膜が薄くなる分生理の出血量も少なくなるので、負担も小さくなり生理痛の改善も可能になるのです。他にも月経前症候群(PMS)の抑制にも役立ちます。

PMSは肉体的にも精神的にも不調が現れます。代表的なものには乳房の張りや痛み。頭痛・腰痛などが起こったりします。イライラしやすくなるため怒りっぽくなったり、情緒不安定になるため、低用量ピルで抑えて安定を図りましょう。それにより日々の生活も快適になります。

トリキュラーを服用できない人

トリキュラーを服用できない人

避妊薬の服用で注意するべきこと

トリキュラーの副作用で可能性としては極めて低いことですが、注意しなければならない症状に血栓症のリスクがあることです。血栓症は血管の中で血液が固まってしまい詰まる症状です。低用量ピルに含まれるエストロゲンが血液を固める作用を持ち、血栓症を招くことがあるといわれています。

特に静脈血栓症の症状がみられ、データから算出される数値によると、低用量ピルを服用しない女性の静脈血栓症の発症数は、10,000人に1人~5人と言われています。しかし低用量ピルを服用する女性の発症数は、10,000人に3~9人と言われているので、その確率がわずかながら高いと言えます。中でもその可能性が高い女性は、40歳以上の方、喫煙者(1日に15本以上)、肥満傾向にある方、高血圧の方などです。服用することで血栓症のリスクが高まるので、推奨されていません。

特に35歳以上で喫煙する方でトリキュラーを服用したい場合、必ず禁煙する必要があります。これらのリスクを回避するためにもトリキュラーを服用する場合には、年齢や1日に吸うたばこの本数を減らすといった対策がありますが、さらにリスクを軽減したいのであればまずはたばこを止めることが先決です。

体に合わない場合は止める事も必要

体に合わない場合は止める事も必要

もし静脈血栓症の下記の症状がある場合には、専門の医療機関や医師などにご相談下さい。静脈血栓症の主な症状として、むくみ、しびれ(手足)、ふくらはぎの痛みなどがありますので、できるだけ早い時期に受診することをお勧めします。血栓症は極めて可能性の低い症状ですが、もし現れ放置すると死亡する危険性もある症状なのです。

低用量ピルの服用は、一時的に身体に合っていなかったり、身体が低用量ピルに慣れなかったりするためにあらわれた可能性があります。長く服用を考えているのであれば、じきに慣れ症状が治まっていきます。ただ副作用を心配しすぎることでかえって負担が大きくなることもあり、場合により避妊薬の種類を変えたり、服用する量を調整するなど配慮する必要があります。

ラシックスの成分フロセミドがむくみ取り

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